軍事技術

北朝鮮のミサイル、ロケット、水爆などの報道が続いている。
軍人が出ていて、兵力は何万人とか言っているのだが、
ドローンで爆撃すればいいのだから、人数は関係ないだろうと思う。
ハリウッド映画ではないのだから、筋肉を訓練しても無駄だろうと思う。

つまり科学技術の問題なのであるが、ミサイル、ロケット、水爆、潜水艦などは、
最先端技術ではないだろう。
ドローンも爆弾もテレビカメラも。陳腐である。衛星からの監視も陳腐である。
だからこそ、ソ連崩壊、中東戦争、ウクライナ紛争などで余剰になった科学技術者が北朝鮮に雇われて、または、スパイされて、陳腐な技術を提供して、武器開発をしているのだろうと思う。
開発というより、コピーだろう。

シャープを退職した技術者が韓国で働くようなものだ。
技術者が獲得できなければ、昔のようにスパイをする。

本当に最新の兵器ということになれば、秘密だろう。
お披露目とするということは、秘密ではなくなってしまうので、真似をされる危険が大きい。

ここで問題が生じる。抑止力と言うからには、相手に、抑止力の詳細を認知させる必要がある。
しかし武器としての認知が進めば、模倣もできるし、模倣できなければスパイする。また、その技術を無効とするような対抗技術も開発できる。無効化技術もスパイする。
だからといって、秘密にしたままでは、抑止力として十分ではない。

そして、どうせ秘密にしたままで、開発をすすめるならば、嘘を言っても同じである。

オープンにしても難があり、シークレットのままでも難がある。

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現在、軍隊の最先端では隊員の筋肉ではなく科学技術が競われているのであるが、大部分秘密である。
説明しても、軍の偉い人たちは技術の意味がよくわからないだろう。

通常戦力のことについても、実際に戦闘をする必要はなく、
双方にどれだけの戦力がある、だから、実際に戦闘すればこうなるでしょうという予測は精密にたてられる。それで終わり。
実際に砲弾を消費して、飛行機や洗車を壊してほしいのは軍事産業だけである。