政治(官邸権力)の不当な介入によって司法の判断がねじ曲げられたから、これを正すために政治が動かなくてはならないのではないか。


6月8日(木)のプライムニュースを偶々見ていたら、河野太郎と江田憲司が顔を並べて山口敬之の問題を論議する場面があった。何を言うかと思ったら、河野太郎が延々と山口敬之の擁護論を展開し始め、検察が十分に検討した上で不起訴の結論を下したのだと言い、司法が判断を下した問題に国会が口を出すことはできないと弁護する。江田憲司もこれに同調し、民進党も本会議の質問で少し触れたが、これ以上司法の領域に踏み込むつもりはないと言い切った。テレビの前で呆れてしまった。政治(官邸権力)の不当な介入によって司法の判断がねじ曲げられたから、これを正すために政治が動かなくてはならないのではないか。現場の刑事は逮捕状を取っていた。検察も逮捕を必要と認め、裁判所も請求を認めていた。それが、逮捕直前に警視庁刑事部長の横槍で突然中止にされたのである。