検察審査会で勝負かけます

「八木啓代のひとりごと」より抜粋>

「籠池氏逮捕&財務省は不起訴であっさり幕引き」路線は、検察にとって悪夢の

シナリオ、すなわち「強制起訴→有罪→国民の軽蔑と嘲笑が検察に向けられる」

可能性濃厚になってきてしまいます。

 一方で、私たちが、5月14日に出した「公用文書等毀棄罪」での刑事告発が

どうなっているか、という点ですが、こちらも、まだ、東京地検特捜部で

受理されていないという異例の展開になっております。

 当会の優秀な弁護士チームの方々が書かれた刑事告発は、過去8回、

すべてすみやかに受理されております。

最短では、翌日受理という前例も頂いているほどなのですが、今回に限っては、

2ヶ月半たっても受理されておりません。

 おかしいですね。告発事実と告発理由のところをコピペしていただければ、

被疑者否認でも、すみやかに裁判所から逮捕状が取れるレベルのものは

つくっているんですけどね。

 でも、これまた、同じ理由でしょう。特捜検察として、

最大のパートナーである国税庁の、その現長官を、財務省と官邸を敵に回して

起訴するなんてことが果たしてできるのか、という点では、大阪地検以上に、

忖度が要求されるところなのですが、とはいえ、不起訴を出してしまったら、

こちらも当会から、検察審査会に申し立てをされるのは、もうわかっているわけで

す。

 というより、もっとはっきり言ってしまえば、当会の告発状は、

「いまの特捜検察さんに起訴する度胸はないでしょうから、

検察審査会で勝負かけますんで、そのおつもりでね」ということが

、検察の方がお読みになれば、それはもう見え見えの文章だったりいたします。
抜粋終わり>