徳永英明「まちぶせ」

夜、9時過ぎ、テレビを見ながら夕食。
徳永英明がユーミンの「まちぶせ」を歌い始めた。

全く期待しなかったが、
すごくよくて、どうしてこんなにも私の心をとらえるのかと
考えた。

内容は、全く、演歌的な情念である。
そして、わたしは、欲しいものは、奪うと宣言している。

そうだ、わたしの人生に足りなかったものは、これなのだ。
だから、この歌を聴いて、胸が痛くなるのだ。

「テーブルを挟んで あなたを強く見た」

この微妙な強気がいい。
私に足りなかったものが、この、強気だ。

押し通せばばどうにかなったかもしれない。
少なくともこうして後悔している自分はいなかったに違いない。

しかし、どうだろう、結局私はいい子でいたいのだ。
きつい女だと言われたくないのだ。

私には何の武器もなかったものなあ、しかたないな。
「あなたをふりむかせる」なんて、やっぱり、できないことだった。

「微笑み みつめあう 二人」にあこがれ、
結局、そんな時間には縁のないわたしだった。

縁があったら、ブログなんか書いてないよなあ。