“人に頼らないということは、「一人で頑張ること」「弱音をはかないこと」「人に迷惑をかけないこと」という考え方に通じます。人に頼らないで弱音を吐かず一人で頑張ることを人は賞賛しがちですが、実は、犯罪者の中には人に頼らない生き方をしてきた結果、自分に無理をして、強がって犯罪を起こした者が多くいます。本当は寂しくて苦しいのに、それをいうと「恥ずかしい」とか「格好わるい」と考えて、逆に強がって生きてきたのです。犯罪者になる人は、強い自分を見せることで、人に承認されていると考えます。したがって、弱い自分を出すことで、人が離れて行くと考えています。”